人気の角部屋!角部屋に住むメリット・デメリット
賃貸物件で人気の角部屋。「引っ越しを考えているけれど、角部屋とそうでない部屋のどちらがよいのか分からない」とお困りの方もいるのではないでしょうか?今回は、角部屋に住むメリット・デメリットと角部屋に住むのがおすすめな人の特徴をご紹介します。角部屋に住むことを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
角部屋を借りるメリット
そもそも「角部屋」とは、各階の端にある部屋のことを指します。また廊下が屈折している場合、その屈折部にある部屋も角部屋と呼ばれています。一方、両側が住戸に挟まれている部屋は「中部屋」と呼ばれています。では、なぜ角部屋が人気なのか、角部屋に住む6つのメリットをご紹介していきましょう。
■隣人の騒音が気にならない
角部屋は部屋の片方のみが他の住戸と接しているため、中部屋に比べて騒音が伝わりにくくなります。反対に、自分たちの生活音が隣の住戸に伝わることも少なくなります。静かな住環境を求めている方には嬉しいですね。
■玄関前の人通りが少ない
マンションやアパートの廊下は多くの人が通ります。しかし、角部屋は廊下の突き当りにあるため、中部屋の前に比べて人通りが少なくなります。そのため、プライバシーを確保しやすいといえるでしょう。玄関の外からの騒音も少なくなります。
■日当たりがよい
角部屋といえば、日当たりのよさを思い浮かべる方も多いでしょう。角部屋は2面に窓が設置されていることが多く、日当たりがよくなります。また、部屋に光が差し込む時間も長くなります。しかし、方角や周辺の建物の位置によっては日の当たる時間が短くなってしまう可能性もあるため、内見時に確認しておくとよいでしょう。
■風通しがよい
角部屋には窓が多数設置されている場合が多いので、風通しもよくなります。また、換気も効率的に行うことができ、湿気やカビも発生しづらくなります。
■眺望がよい
角部屋は2面に窓があることが多いため、それぞれの窓から違った景色を楽しむことができます。高層階であれば、さらによい眺望を楽しむことができるでしょう。
■部屋が広いことがある
角部屋は建物の端にあるので、構造上中部屋と違う作りになっていることがあります。そのため、中部屋より間取りが広い場合があります。
角部屋を借りるデメリット
角部屋はメリットも多くある反面、デメリットもあります。今回は5つのデメリットもご紹介します。角部屋に住むことを検討されている方は、入居してから後悔しないためにもぜひチェックしてみてください。
■外からの騒音や視線が気になる
角部屋は窓が多く設置されているため、車や風などの外からの騒音が気になることがあります。また低層階では、外を歩く人の視線が気になる場合があります。内見時に騒音が聞こえるかどうかや、周辺環境を確認するとよいでしょう。
■夏は暑く、冬は寒い
角部屋は窓が多いのが特徴のため、外気の影響をそのまま受けやすくなります。その結果、夏は暑く、冬は寒くなるので冷暖房を使うことが多くなり、光熱費も上がってしまいます。
■家具の配置が難しい
角部屋は窓が多い分、壁が少ないため家具を置くスペースが減り、配置が難しくなります。また角部屋は中部屋と違い、室内に出っ張りや柱があることも多いので注意が必要です。内見時に寸法を測り、だいだいの配置を考えておくなどの準備をしておきましょう。
■家賃が高い
角部屋はメリットの多い人気物件であり、中部屋に比べて部屋数が少ない物件です。そのため家賃が高くなる傾向にあります。中部屋と家賃を比較し、どちらの方がよりメリットがあるのか検討してみるとよいでしょう。
■空き巣に狙われやすい
角部屋は玄関前の人通りが少なく、窓も多数あるため、空き巣に狙われやすい物件です。高層階であっても、雨どいをつたって侵入してくる場合があります。対策として、窓ロックをつけて二重施錠にしたり、防犯アラームをつけて窓が開けられた時にアラームが鳴るようにしたりしておくなど、防犯グッズを取り入れてみるとよいでしょう。
角部屋がおすすめな人の特徴
角部屋は多方面の窓からの日当たりと、眺望のよさが最大の特徴であるため、その開放感を求めている方には最適です。また、玄関前や隣の部屋からの騒音に悩まされることなく、プライバシーを守りたいという方にも適しています。普段自宅で過ごすことが多く、静かな環境を求めている方にはとてもよい物件ではないでしょうか。
今回は、角部屋に住むメリット・デメリットと角部屋がおすすめな人の特徴をご紹介しました。角部屋は日当たりや眺望を重視されるという方におすすめの物件です。また、騒音やプライバシーの悩みから解放されたいという方にもおすすめです。しかし家賃や光熱費が高くなることや、防犯対策が必要などのデメリットもあります。ご自身のライフスタイルに合わせて、角部屋に住むかどうかを検討してみてください。