賃貸と持ち家はどっちがいい?それぞれのメリット・デメリットを徹底比較!
住まいを考えるとき、賃貸と持ち家のどちらを選択するか悩む人も多いでしょう。家族構成やライフプランによっても選択肢は変わるようです。今回は賃貸と持ち家を比較して、それぞれのメリット・デメリットを考えていきます。そして自分に適しているのはどちらなのかを探っていきましょう。
賃貸のメリット・デメリット
賃貸物件を選択した場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。
賃貸のメリット
賃貸の大きなメリットは、引っ越しが簡単にできることでしょう。引っ越しの要因はさまざまで、飽きてしまったり、何かトラブルが起きたことなどが考えられます。このような場合でも、賃貸ならすぐに引っ越せる身軽さがあります。
また物件の設備が故障したり、老朽化によって修繕が必要になったとしても、オーナーが費用を持ってくれることもメリットのひとつです。年収の変化に合わせて住居費をコントロールしやすく、固定資産税などの税金も不要となります。
賃貸のデメリット
次にデメリットを考えていきましょう。まず賃貸は一生家賃を払い続けなければならず、更新のたびに保証人が必要となります。保証人においては高齢になるほど難しく、賃貸契約の更新ができなくなる可能性が出てきます。
また内装や間取り、設備を自分で決められないというのもデメリットといえるでしょう。そして古い物件ではインターネット環境が整っていなかったり、設備に不具合が生じることがよくあります。このようなことからもストレスを感じてしまう人も少なくありません。
持ち家のメリット・デメリット
持ち家を選択した場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。
持ち家のメリット
まず持ち家のメリットは、マンションや一戸建ての内装や設備などが賃貸よりもグレードが高いことでしょう。物件によっては間取り変更や設備交換も自由にでき、注文住宅は予算に合わせて選択できます。そして退職までにローンを完済すれば、老後の住居費の負担が軽くなります。もちろん繰り上げ返済も可能なので、持ち家が資産となるメリットがあります。
持ち家のデメリット
持ち家のデメリットを考えてみると、賃貸に比べて簡単に引っ越せないのは大きなデメリットかもしれません。転勤や思わぬトラブルで引っ越しを余儀なくされることもあります。そのような場合もすぐに引っ越すことは難しく、単身赴任となるケースも少なくありません。
また収入が減っても住居費は下げられず、経年劣化に応じた家のメンテナンスも必要となってきます。マンションの場合は修繕積立金、管理費、駐車場代が掛かり、年々アップする可能性が大きいです。ローン返済中には簡単に売却できないのも、デメリットのひとつといえます。
賃貸と持ち家どちらがお得?
賃貸と持ち家のメリット・デメリットを見てきましたが、結果としてどちらがお得なのでしょうか?持ち家はローンを返済してしまえば資産となり、売却することも可能です。賃貸の場合は引っ越しが簡単で、老後の収入に合う家に引っ越しすることもできます。
出費をコントロールできるのは賃貸だからでしょう。けれど賃貸に住み続けるには、保証人を確保しなければなりません。高齢になってくると保証人を見つけるのが困難になるのは確かです。どちらを選ぶかは、賃貸、持ち家のメリット・デメリットをしっかり把握することが大事です。
賃貸が適している人
賃貸物件は引っ越しが容易なので、ライフプランが定まっていない人に向いています。転勤が多い会社に勤めていて住む場所が確定していない人や、結婚などのプランがない人に適しているでしょう。また収入が安定していない、健康状態があまりよくない場合も賃貸の方が向いています。
持ち家が適している人
持ち家が向いている人は、収入が安定していて退職まで住宅ローンが完済できる人です。つまりライフプランが決まっていて、経済的に安定している人が適しています。またずっとシングルの可能性が高い人も、持ち家が適しているでしょう。
持ち家は資産となりますが、経済力がなければローンの完済はできません。子どもの学費の支払いや、定年後の収入減少など、ローン返済が難しくなる場面に備えて資金計画を立てる必要があります。
さて、賃貸と持ち家について考えてきましたが、どちらがお得かを考えるには、それぞれに発生する支払いや費用が関係してきます。賃貸の場合は、敷金・礼金、駐車場代、更新料などのコストがかかりますが、毎月の支払いはほぼ家賃と共益費のみといえます。
一方、持ち家の場合は、住宅ローンの返済、メンテナンス費用などのコストがかかってきます。このようなことからも、金銭的にどちらが得なのかは簡単に比較しにくいでしょう。持ち家の価格、家賃によってコストは違ってくるので、ケースバイケースになってきます。
まとめ
賃貸と持ち家はどっちがいいのか、それぞれのメリット・デメリットを考えてきましたが、いかがでしたでしょうか?賃貸と持ち家にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらがお得かという答えは出しにくいということですね。
そして、人によってはメリットがデメリットになったり、デメリットがメリットになることがあります。そのような観点からすれば、自分自身が賃貸、持ち家をしっかり把握して、どちらに住みたいかということになるでしょう。