物件選びの際は要注意!木造のメゾネットタイプ物件は音が響きやすい?
メゾネットタイプの物件を借りて生活を送りたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。近年、若い世代の人気を集めているメゾネットタイプの物件ですが、音が響きやすいという噂が広まっています。それは、間取りや隣の部屋の住人などによることが多いわけですが、決しておすすめできない物件ではありません。防音対策も紹介します。
木造のメゾネット物件の特徴など
生活している人の特性を知ると、音が響きやすいのが分かります。木造は通気性がよいですが、防音性が高いわけではありません。ここでは、木造のメゾネット物件とテラスハウス・ロフトとの違いやどういった人が選んでいるのか、見ていきましょう。
テラスハウスとの違い
こちらは2階建ての戸建てが横につながっています。玄関は1階で庭が付いているのが特徴です。
ロフトとの違い
こちらは屋根裏部屋のような扱いです。そのぶん、室内の天井はやや高くなっています。はしごのようなもので上り下りして、天井とわずかなスペースをロフトとして活用するのが一般的です。
新婚やファミリー層が多く入居している
1人暮らしの人が入居するのが珍しく、多くは新婚やファミリー層です。1LDKや2LDKの間取りなので、夫婦だけで生活するには充分で、小さい子どもがいるファミリーにも充分な間取りです。そのため、話し声や子どもの泣き声などが響きやすくなります。また、室内に階段が付いているので、上り下りするときの音も響きやすくなります。
注目すべきは間取り!音が響きにくい部屋を探すには?
木造のメゾネットタイプ物件で注目するべきなのは、間取りです。音が響きにくい部屋を探すためにはどうすればよいのでしょうか。
2階が生活空間になるようにする
リビングや子ども部屋などを2階にすることで、音が響きにくくなります。2階で騒がしくなった場合でも、1階で生活しているのは家族なので問題ありません。また、1階は浴室やトイレなどの水回り設備が集約されているので、そこまで騒がしくならないでしょう。
1階に生活空間が集まっていると音が響きやすい
1階にリビングや子ども部屋を設けるのは避けましょう。隣の部屋に音が伝わってしまいます。子どもが走り回る音も気になってしまうので、生活空間は2階にしましょう。
隣の部屋の間取りも確認する
1枚の壁を隔てて生活空間になっていると、音が響きやすいのでおすすめできません。1枚の壁を隔ててトイレや浴室などの水回り設備があれば、音が響きにくくなります。不動産会社に依頼すれば、間取り図を見せてもらえる可能性があります。今後の快適な暮らしを実現するためにも見せてもらいましょう。
隣の部屋の住人も確認する
単身者や夫婦だけの場合は、音が静かなのでそこまで隣の部屋の生活音が気にならないかもしれません。複数の空き部屋があるときは、隣の部屋の住人を調べて、トラブルを避けられそうな部屋を選ぶ方法もあります。
角部屋を選ぶ
隣に部屋がないので生活音が聞こえにくくなります。また、自分の生活音も響きにくくなるので一石二鳥です。ただし、角部屋は家賃が少々高くなる傾向があります。予算の範囲内で収まるようにしましょう。
壁を叩いて防音性を確認する
内見のときに隣の部屋が空室であれば、隣の部屋に入れさせてもらい、壁をノックして音の響き具合を確認しましょう。また、ドアを開閉して音が響くかどうか確認する方法も有効です。ただし、隣の部屋に住人が住んでいる場合は実施できないので注意してください。
内見は2回行う
内見は昼間の時間帯だけではなく、夜間の時間帯にも行いましょう。昼間は会社などで家を空けていることが多いので、生活音があまり響かないのが特徴です。子どもも保育園などに通っている場合があるので、なおさら夜間の時間帯に内見を行い、生活音を確認するようにしましょう。
メゾネット物件に入居後にできる防音対策
便利なグッズを購入して対策するだけではなく、生活リズムに配慮した行動をとるだけでもトラブル防止できます。そのため、最後は入居後にできる防音対策を紹介します。
防音シートを張る
家電量販店や通販でも販売されています。自分で簡単に貼れるので人気を集めています。
遮音カーテンを付ける
生活雑貨を販売している店舗で販売されています。通常のカーテンよりも料金は高めですが、カーテンを取り付けるだけなので気軽に取り入れられます。
ラグやカーペットを敷く
床から響く生活音を軽減できます。また、底冷えを防ぐ効果もあるのでエアコンの節約にもつながります。
テレビなど音が出るものは床に直置きしない
床から響く生活音を軽減できます。テレビ台を使用して視聴するようにしましょう。また、壁にテレビを近づけすぎないようにしてください。
早朝や深夜の洗濯は避ける
基本的に日中に洗濯するようにします。洗濯時間は数充分かかるので、洗濯が始まってから終了するまで音が響き渡ります。とくに夜間は静まり返っているので音が目立ってしまいます。
まとめ
騒音には充分に気を付けて生活を送るようにしましょう。また、自分の生活リズムではなく、隣の部屋の人にも思いを馳せて行動するようにします。早朝や深夜に洗濯や掃除機をかけるようなことはしないようにしましょう。後から文句をいわれると嫌な思いをしてしまいます。そして、共同で暮らしているという自覚を持っていればトラブルなく生活を送れるので、皆が気持ちよく暮らせるように協力しましょう。