賃貸でのエアコン修理・取り付けについて。やるべきこと
「賃貸で備え付けのエアコンが壊れたらどうしたらよいの?」「エアコンを自分で新しく設置したいけど管理会社に連絡したほうがよいの?」このように、賃貸物件に住んでいるとエアコンに関する悩みが出てくるのではないでしょうか。この記事では、エアコンのさまざまな問題に対して何をするべきかを解説しています。ぜひ、参考にしてくださいね。
賃貸で備え付けのエアコンを修理したい時にするべきこと
備え付けのエアコンに「動かなくなった」「変な音がする」などの異常が起きたとき、何をしたらよいのでしょうか?寒い日や暑い日は一刻も早く直したいですよね。エアコンが故障したかもしれないときにするべきことを、順に確認していきましょう。
修理が必要か調べる
まず、その異常は修理業者に見てもらった方がよいのかを確認しましょう。入居時に管理会社からエアコンの取扱説明書をもらっていませんか?
取扱説明書には、異常が起きた時の原因や対処法が記載されています。手元にあれば確認してみましょう。また、取扱説明書がなくとも、管理会社である不動産会社のホームページに故障時の対処法などが載っていることがあります。「よくある質問」などの項目に目を通してみるとよいでしょう。
修理が必要なら、まずは管理会社に連絡する
修理業者への依頼が必要と判断した場合は、まず管理会社に連絡しましょう。直接、修理業者に連絡することはほとんどありません。管理会社に連絡すれば、管理会社が修理業者を手配してくれます。
連絡方法については、電話のほか、不動産会社のホームページの問い合わせフォームなどがあります。ホームページから連絡をする場合は、問い合わせフォームに「エアコンのメーカー」「型番」「製造年」の記載が必要となります。「型番」はエアコン本体の下部に記載されていることが多いです。
賃貸でエアコンを取り付けたいときにするべきこと
ここでは、自分で買ったエアコンを賃貸物件に取り付けたいとき、何をすればよいかを確認しましょう。エアコンは自分の所有物でも部屋は大家さんの所有物になるので、取り付ける際はいくつか注意が必要です。
室外機につながる穴があるか確認する
エアコンを取り付けるには、室内のエアコンと外部に置く室外機とをつなぐ穴が必要となります。エアコンを設置したい場所に室外機につながる穴はありますか?
もし穴があれば、設置が可能です。もし穴がなければ、壁に穴を開ける工事が必要となります。穴がない場所への設置はできないこともあるため、管理会社に確認してみましょう。
エアコンを取り付けたいことを管理会社に伝える
エアコンが設置できそうな場合、まずは管理会社に連絡しましょう。エアコンの設置が可能かどうか、設置工事はいつにするかを相談するとよいでしょう。エアコンの設置工事は、工事中に壁や床を傷つける可能性があるので事前連絡が必要です。
退去時にすべきことを確認しておく
エアコンを取り付けた場合、退去時にすべきこともあります。まず、自分で設置したエアコンは撤去する必要があります。管理会社が買い取りをすることはあまりないようです。また、原状回復のために壁や天井等の貼り替えが必要だったり修復工事の費用がかかったりすることもあるため、確認しておきましょう。
賃貸でのエアコンの修理・取り付けは許可が必要なの?費用はどうなる?
エアコンの修理や取り付けを、管理会社を通さずに自分で行ってもよいのでしょうか。また、修理や取り付けの費用は誰が負担するのでしょうか。ここでは、エアコンの修理・取り付けに関する疑問を解説します。
エアコンの修理費用は所有者が負担する
備え付けのエアコンは大家さんの所有物であることが多いようです。賃貸契約書の設備の項目にエアコンの記載があるのかを確認してみましょう。設備欄にエアコンがある場合は、大家さんの所有物です。そのため、修理費は基本的に大家さんの負担となります。そのため、経年変化や通常の使用で消耗したことによる修理や交換などの費用を借主が払う必要はありません。
ただし、借主の故意・過失や通常の使用方法をせずに故障させてしまったときは借主の負担になることもあるため、気をつけましょう。詳細は賃貸契約書に明記されていることが多いので、確認しておくことが大切です。
エアコンの設置費用は負担しなくてよいこともある
エアコンを新しく取り付ける場合、エアコン本体は借主の負担になることが多いです。しかし、設置費用に関しては大家さんが負担してくれる場合もあるようです。物件の契約ごとに異なるので、管理会社に確認してみましょう。
まとめ
エアコンの修理や取り付けは、まずは管理会社に相談しましょう。相談なしに修理や取り付けを進めてしまうとトラブルの原因になります。必ず管理会社を通して、エアコンの修理や取り付けを行いましょう。